進撃の社畜

ブラック企業を全て駆逐してやる

美容院でセレモニーテープ掛ける

美容院に行くことも有る。コミュ障にとって美容師と会話しているだけで神経を使う。
最難関で散髪が終わって、頭を洗ってもらっているときに、くしゃみをした。顔に乗せて貰っている布みたいなのを飛ばすと悪いと思って口を押えてくしゃみをした。
美容師が「大丈夫ですか」と言ったので、僕は「大丈夫です」ととっさに答えた。

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全然大丈夫でなかった。鼻の下が偉いことになっている気がする。
顔に載せている布を飛ばさない様に口を押えてくしゃみをしたことで、空気が全部鼻から出た。鼻水もついでに出た気がする。


30歳になるおっさんが、美容院でくしゃみして鼻水とか無い無い。
布を取るまで鼻水が出ているか分からない。シュレリンガの鼻水。
いや、布を取らなくても分かる。やっぱ、鼻水が付いている。それも、全長が10cm位ある。


頭を洗って貰っている間は、手を動かすことをためらってしまう。なんか、頭は自分のものなんだど、洗って貰っているときは、美容師さんが所有しているというか、なんか、自分のものでない気がする。
首から上には触れてはいけない聖域だ。


美容師が布を取るときに起こる、2次災害を防ぐ為に、僕が鼻水にしてあげれることは、吸うことだけだ。
とにかく、必死に吸った。吸いまくった、空気を吸い過ぎて貧血になるくらい吸った。
吸引力が自慢のダイソン並みに吸った。でも、帰ってこない鼻水たち。集合をかけても、自由行動をしている。
本当に布から離れない。
顔に乗せている布を買い取りたい。紳士風に「この布買っていくよ」と言って買取たい。
もう一層のことこのまま、布を顔につけたまま帰りたい。布は張り付いているので、このまま帰っても、自然に帰れる気がする。

 

こんなことを考えている時に限って美容師が「洗って欲しいとことは無いですか」と聞いてくる。いつもは無いけど、今回は洗って欲しいところは有る。
「鼻の下洗って欲しい。頭を洗う前以上に汚れています」と言いたいけど、言えない。


色々とした結果、頭を洗い終わったら、鼻水が出ていることを言おう。取られる前に言えば、何とかなる。
こういうときに限って、椅子を起こす前に、さっと布を取る。
美容師が取った布と鼻が鼻水でつながった。もう、新幹線開通のセレモニーテープ見た居になっていた、実際には鼻水なんだけど。
色んな客の髪を切ってきた美容師でも、セレモニーテープをカットできなかった。
美容師が動揺している間に、鼻水を吸いっとった。電動リールに負けないベースで自由行動している鼻水を回収した。


髪を乾かした後にセットはどうされますか聞かれたので僕が「自然な感じで」と答えたのに、ドラゴンボールサイヤ人みないにセットしていた。
要望と全く違うセットになったけど、気にしない。悪いのは美容師でない。
鼻水で動揺させた自分が悪い。