進撃の社畜

ブラック企業を全て駆逐してやる

年を取ると無駄使い出来ない

若い頃はローンを組んででも欲しいバイクに乗りたいと思っていた。僕も預金が数十万円しかないのに、百何十万のものを買っていた。当時の僕は「百何十万を百の位で四捨五入したらゼロ円だから預金で買える」と思っていた。
新入社員を見ていると派手な買い物をしているし「ローンを組んで買うものは実質タダみたいなものですよ」と言っていた。
オッサンになってからもバイクが欲しいと思っている。しかし、貯蓄が有っても使えない。有るといっても大した額ではなが、バイクくらいなら買える。
欲しいバイクが有っても買っていない。

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年を取るにつれお金が使えなくなると思う様になった。
若い頃は、お金を使うことで劇的に人生が変わると思っていた。これを手に入れたら楽しくなることを期待していた。
お金を無駄使いすることで気が付いたが、たいして人生が変わることは無い。
また、金額が大きくなっても、それに応じて満足度が高くならない。金額が倍になったからと言って、満足度が倍になることは無い。
ぜいぜい、倍の金額を使っても満足度は1.2倍程だと思う。測定した訳でないので誤差は有るが、この程度だと思う。
金額が上がても満足度がたいして上がらないので、コストパフォーマンスは悪い。また、満足する為に使っているお金は、生活するうえで必要ないものだったりする。
購入する前は、良いように感じていたが、実際に買うとそれほど良くないと感じることも有る。
例えば、車などの乗り物を購入する前に試乗したときは、乗っていて楽しいと感じるが、所有して乗ると大して楽しくないことも有った。


また、人は慣れる生き物である。
高価なものを買ったり、サービスを利用すると、初めのうちは満足できるが、何度か繰り返しているうちに、慣れてしまう。
満足度を上げる為に、更に高額なお金を使わないと満足できなくなる。お金を使いだすとキリが無いことに気が付く。
経験を積むことで、お金を使うことで得れる満足度が大体予想出来るようになる。お金を使うことで得れる満足は大したことないことが分かる。
それでも、お金が稼げるなら、使っても良いと思う。今後の、給与が上がるなら今あるお金は使った方が得である。
例えば、5年後の収入が倍になれば、今年は1カ月働いて得れるお金が5年後には半月働けば得れるので、その人にとっては5年後のお金の価値が半分になっているので使うのは有りだと思う。


新入社員の頃は、サラリーマンをしていると昇給で給与が上がっていくことを期待するが、実際にはたいして上がらなことに気が付いてしまう。
サラリーマンをしていると給与がたいして上がらないことに気が付く。ブラック企業では、昇給より上がる税金の方が高いので、手取り額が減る場合も有る。
昇給が無ければ、今あるお金を使う利点がない。


昇給が少ないのに満足する為にお金を使いだすと永遠に働くことになる。
満足する為にお金を使う。思っていた程満足できないからお金を更に使う。これを繰り返すと、給与=支出になる。
こうなれば、手元にお金が残らないので働かないと、支出が維持できない。
仕事が好きな人は、満足する為にお金を使ってもいいかもしれない。お金を使えば使う程、労働が出来る。
若い時は、洗脳されて仕事が好きかもしれないが、年を取るにつれて、洗脳が溶けて仕事をやる続ける気力も無くなる。


年を取ると、お金を使うことで得れる満足度が想像できる。金額の割に満足度が高くならないことも知る。
昇給も少ないので、今お金を使う利点もない。年を取るにつれてお金が使えなくなってくる。


お金が使えなくなると書いている一方で、無駄使いする人の気持ちも分かる。
日本にいる限り、最低限の生活なら出来てしまう。
最賃でもフルタイムで働けば、生活は出来る。最賃の仕事に就けない様になっても、頼れる人が居れば養ってもらうことが出来る。
最悪の場合は、生活保護も貰える。
無駄使い出来るのは、貯蓄が有る時か、収入から生活費を差し引いてお金が手元に残るときしか出来ない。もちろん体ば自由に動くことが前提だ。
無駄使い出来る間は、限られているから、無駄使いするのもいいかもしれない。