進撃の社畜

ブラック企業を全て駆逐してやる

暑い日は休みでいいのでは

今年の夏場は熱いと毎年の様に言われている。毎年熱さを更新していっている気がする。
職場も熱くて、昼間にもなれば、エアコンが負けて気温が上昇している。そんな中、取引先の人がジャケットは来ていないがスーツにネクタイをして来ることが有る。
お気の毒にとしか言えない。仕事をしていると、とやかく言ってくる労働者がいるのだろう。労働者は報われないなと思う。僕も報われない側なんだが。


「熱い」と言うと、洗脳されて熱さを感じない社畜からは「熱さなんて気にせずに仕事をしろ」と言われそうだ。
「熱いくらいで」と思わるかもしれなが、毎年熱中症で死者が出ている。夏場は「熱中症で何人亡くなった」というニュースをよく見かける。現役世代の人でも熱中症で亡くなっていることになり、労働中に亡くなる可能性もあり得る。
2010年から2016年までを見ると平均で942人亡くなっている。この数字は台風より多かったと思う。
熱中症は、6月から9月の短い期間の人数であり、台風は年中の人数である。期間が短いにも拘わらず、熱中症の方が無くなる人数が多い。
台風は建物への影響が大きいが、人体への影響を見ると、猛暑の方が大きい。対策は台風より熱中症の方が急務だと言える。

 

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参考:熱中症による死亡者数(資料)厚生労働省「人口動態統計」各年


世間のホワイト企業は、台風が来ると休みになるところが有るみたいだ。こんな会社は、かなり少数なんだろう。僕の知り合いでそんな会社に強めている人は居ない。
台風で休みになる会社は聞いたことがあるが、熱いから休みになる会社は聞いたことも無い。
亡くなるリスクを考えると、台風で休みの会社が有るなら、熱い日に休みになる会社が有ってもいい。
法律でも、従業員を気温28℃以上の職場で働かせてはいけないと定められている。職場の気温が28℃以上になる日は、猛暑による休みを儲ける必要がある。
気温が28℃超える場合は、帰宅しても良いようにするべきだと思う。盆休みや普段の休日とは別に取れるようして、振り替えは無しにするくらいでいい。
振替になると、暑い日に休んで、活動しやすい日に仕事をすることになる。労働者は、私生活を充実させる為に働くのだから意味が無い。
猛暑日の休みは、命を守る為の休みなのだから、休日が増える様にしないといけない。


雇われでしかない人でも「そんなことすると、仕事が進まない」なんて言うが、対策するのは経営者の仕事であって、雇われの仕事ではない。職場の気温28℃以下にすればいい話である。
法律が守れない職場で働かせる方が間違っている。
と言っても、対策しないでしょう。室内の仕事ならエアコンを設置すれば何とかなるかもしれないが、酷い経営者が居る職場では、エアコンの設置コストや電気代を払いたくないから対策はしない。


室外で仕事をする人の対策は困難である。
そうなると個人で対応することになる。出来ることは、こまめに水分補給をする。涼しいところを見つけて休むことしかできない。
個人で対策するにも、批判されることが有る。飲食店の店員なら、客の前でジュースを飲めば、先輩や上司に「お客さんの前だぞ。仕事中にジュースは飲むな」と注意されて水分補給すら出来ない。
涼んでいれば、休むなと言われ、個人に熱中症対策すら出来ない。
みんな猛暑の危険性を理解して、暑い日は休憩を挟みながら仕事が出来る職場になればいいと願っている。
世の中の人は労働者に厳しすぎる。

 

今は、大半の人が熱さに耐えれていると思う。
なので、熱中症で倒れた人を見て「貧弱なやつだ」と一蹴して終わりかもしれない。仕事中に個人で熱中症対策したら注意されるのだろう。
そんな中で「猛暑日だから休む」と言えば「熱いくらいで会社を休むな」と馬鹿にされて終わりだろう。
今は、元気な人で熱中症になる人は少数だが、今後は深刻な問題になっていくと思う。


少し前までは、気温が30℃で今日は暑いなと言っていた。それが最近36℃になる日も有って、30℃くらいなら涼しい日だと感じる人も居て、人は環境に適応できるだなと感心している。
しかし、熱さに慣れてマヒしているだけだと思う。最近は熱中症で倒れる人が増えている様子を見ると、体が猛暑に追いついていない。
弱い人が亡くなっているに過ぎないと言われそうだけど、初めの方は弱い人が倒れて次は、普通の人が倒れるようになる。


炭鉱のカナリアの話では、炭鉱には毒ガスが発生している。カナリアは人より早く毒ガスに反応して鳴かなくなる。
そうすると、人の人体に悪影響が出るまでに毒ガスから逃げることが出来る。
仮に体が弱い人であっても猛暑で倒れる人が出ると言うことは、危機的状況にあると考えられる。熱中症で亡くなる人が居るのに対策をせずに仕事を続ける行為は、炭鉱でカナリアが死んでも気にせずに仕事を即ける行為と同じである。
猛暑はもっと深刻に考えるべきで、暑い日は休むと言う選択は大げさではない。
ただ、猛暑で休むと何日休むことになるか分からない。
企業は、従業員よりも目先の利益にしか興味が無い。企業が率先して猛暑日を休みにすることなないだろう。
それどころか、都合が悪い問題には目を逸らせて、初めから何事もなかったことにするだろう。


自分で対策するしかないだろう。今日は暑いなと思ったら、自主的に有給を取って休んでもいい。。
そうなると、僕は熱中症なんてどうでもいいと考えているが、便乗して有給を取って仕事をサボることにしよう。

 

 

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