進撃の社畜

ブラック企業を全て駆逐してやる

熟練者の仕事は簡単そうに見えるがマネ出来ない

普段の仕事から学んで、改善を繰り返してきたからスムーズに仕事が出来ている。
素人目で見ると、どんな仕事でも、熟練者がする仕事は簡単そうに見える。


熟練者になると、普段の仕事以外にも色んな仕事もしている。
新人の指導をしている。だから、いつの間にか多くの仕事がこなせるようになっている。
設備に問題があれば、簡単なことであれば自分で対処したり、出来ない場合の手順も知っているので、問題が起これば勝手に対処しているから。
人員が足りないところ見分けてのフォローもしてと、仕事は多岐にわたる。
見えないところで色んな仕事をしているから現場がスムーズに回っている。


何も知らない経営者からすると、新人は勝手に仕事が出来る様になっている。仕事が出来るのは簡単だからだと思い込んでいる。
仕事が回るのも当たり前で、実際には小さなトラブルが起こっていたとしても、起こったことすら知らない。
経営者からすると熟練者の仕事は簡単に出来て、新人も勝手に育ち。仕事中のトラブルも起こらないと考えているから、こうした人達を疎かにしている。
バトルアニメで主人公の戦いが早すぎて何も見えていない住民目線で見て発言しているに過ぎない。


経営者からすると「熟練者の仕事は簡単だから、いつでも代わりがいる。辞めても困らない」と考えている。口にはしないかもしれないが給与や労働時間に反映される。
そうした企業では、熟練になっても給与は新人のまま、残業が当たり前に有り、休日も少ない。
こんな環境では、人は辞めていくし。経営者に対して改善を訴える労働者も出るが、改善はしないどころか、解雇されて終わりだ。最悪の場合はストライキが起こる。
ストライキが起こる原因は、経営者が「いつでも代わりがいる」と思っているからである。実際に、代わりになる人は簡単には見つからない。


実際にサービスエリアでストライキが起こっているみたいだ。
人事トラブルがきっかけで、普段の扱いの不満もありストライキに発展した様だ。
経営者は繁忙期を逃すまいと変わりの人員を雇って対応しているようだが、現場は大混雑しているみたいだ。
メニューもラーメンに絞っているにも関わらず、長蛇の列。変わりに入った人員がかわいそうだ。

 

お盆の繁忙期に…佐野SA従業員がストライキ! 劣悪な経営環境&従業員の対立が原因か (1/2ページ) - zakzak

 

サービスエリアで提供するラーメンは麺を茹でて、出来合いスープに入れて終わりなので新人でも出来ると思うのも無理は無い。
ニュースによると変わりの人員を入れたが、仕事が回らない結果に終わった。新人だと、仕事が出来るが効率よくこなすことが出来ない。
少しでも予定外のことが起これば、対応できなくなる。調理用品が思う様に使えないとか、券売機が不調など予定外のことは全て経営者が対応しないといけない。
新人に仕事を1から教えるのも経営者の仕事になる。経営者も仕事が回せるはずが無い。
経営者が代わりはいつでも見つかると勘違いした結果、ストライキが起こり、代わりに人員を入れたが現場が回らなかった。


経営者は簡単な仕事であったとしても敬意を持って接するべきだと思う。
熟練者の仕事を見て簡単だと思うのは、自身がその業務に関する経験が足りないだけかもしれない。
労働者をもっと大事にするべきだし、そうしても損は無いはずだ。


経営者は客や株主を大事にする傾向が有る。大事にするのは、客は経営者に利益を持たらしてくれる。株主は資金を提供してくれることで、事業が出来るからだ。
今回のストライキを見ていると、熟練者は効率良く仕事を回すことで利益をもたらしてくれて、事業も出来るようにしてくれる。
僕は、熟練者は客や株主と同等もしくはそれ以上に大事な存在だと思う。もちろん、新人もいずれ熟練者になるから大事だ。
経営者は従業員に接するときは客と接する時と同じ様に接して、儲かった時は株主だけに還元するのでなく、給与も上げるて欲しいものだ。
従業員を大事にすることで経営者も利益を得れると思う。