進撃の社畜

ブラック企業を全て駆逐してやる

イタリア人の気持ちで仕事をする

日本人は仕事に真剣過ぎる気がする。何でも自分の責任だと思い込んで、本来自分がしなくても仕事まで抱え込んでいいたり。自分のミスでないことまで謝ったりしている。
もっと気楽に仕事をするべきでないかと思う。


先日、職場で使っている設備が壊れた。壊れたと言っても、使用するには差し使いが無い程度のものだ。
この設備は工作機械で、他社から買ったものである。壊れたが原因不明で、購入先に探って貰っている状態である。
まだ原因が分かっていない時に、僕が「こうすれば改善されるのでは」と業者に提案すると「お客さんからの提案して頂けるなら、そうします」と返事をい頂いた。
それを上司に提案すると「原因が分かっていない状態では、ダメだ。原因が分かってから直せ」と言われた。
ここで思うのは業者は、大変だなと思った。壊れている機会が手元に無い状態で探るのは困難だ。

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イタリア人の気持ちで仕事をすればいいのにと思う。
以前に日本人がイタリアの業者と直接取引して自転車のフレームを購入した話を思い出した。フレームで価格が60万円するもので、高い部類に入るものだ。
日本人が商品を発注するとイタリア人から「お前が発注した商品は在庫が無い。次の生産分から価格が上がるから追加でお金を払う必要がある。あと、納期も半年程伸びる」と返信が有った。
日本人は「何とかならないか」と返信すると。
イタリア人は「在庫を確認したところ、まだ残っていた。追加金は無しで良さそうだ。お前はラッキーだな」と返ってきたらしい。
最後のやり取りの「お前はラッキーだな」を聞くと、まるで日本人がミスしたみたいだ。
日本ではあり得ない、やり取りである。安いフレームを買っているのでないのだから、もう少し丁寧な対応をしても良いと思う。


この話と設備の故障とどのようか関係があるのかと言うと、たいして無いんだけど。
設備の業者もイタリア人みたいに「お前が使っている設備なんだから、自分で原因を探ってくれ。原因が分かればお前に指示に従う」と言ってしまえば、仕事が楽になるのにと思った。
仕事をしていてややこしいと思う仕事は一層のこと相手に丸投げしてしまえばいいと思う。
確かに、設備が動かなくて、仕事が進まない場合は、丁寧な対応をして欲しいが、些細な故障まで対応していればキリが無い。ある程度は、丸投げでいいと思う。


日本人はこのイタリア人の仕事に対する姿勢を見習うべきだ。
例えば、上司や先輩が「納期を間に合わせる様に」と末端の労働者に対して催促することが有ると思う。
こうしたときには「早くします」と返事して、長時間労働をして取り戻そうとするだろう。
本来なら末端の労働者は「納期を決めたのは、自分でない。決めたのは客先と経営者や管理職なので、不満が有るならそっちに言ってくれ」と突っぱねてもいい。
納期が間に合わなくても、雇用契約で決められた時間だけ働いて帰ればいい。
定時に帰って間に合わないと上司や先輩に言われても「定時まで働いて間に合わない納期を決めた奴が悪い。不満なら上に言ってくれ」と返せる。
日本の職場だとこうしたことは、非常識だと思われるが、実は真っ当なことを言っている。


労働時間は雇用契約で決められた時間働けば十分である。1日8時間で週に5日労働は法律で定められた上限の労働時間である。
残業が有るほうが異常である。定時帰宅する前提で仕事をしないといけない。
納期に関しても、決めた人が責任を持って間に合う様に、設定しないといけない。残業有りきで決めた納期なんて間に合わなくても仕方が無い。


そもそも、納期が間に合わないと下の立場の人間に行っても無駄だ。
何の権限もない人に無茶を言っても何も出来ない。ただ、言い易いから言っているだけにしか見えない。本当に間に合わせる気が有るなら管理職以上の人に言うべきだ。
管理職が「どうしようも出来ない」と言うなら、経営者に言えばいい。それでも無理なら、客先に言うべきだ。
それぞれの立場で責任を丸投げしているから、末端の人間が苦労する。


それなら、一層のことイタリア人の気持ちで仕事をして、自分の責任やミスでないものは丸投げしてしまえばいいと思う。
たまに、自分のミスや責任も混ぜて丸投げしてもいいかもしれない。
日本人は真面目に仕事をし過ぎていると思うので、イタリア人を見習って、気楽に仕事をやる位で丁度いいはずだ。