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貿易赤字歓迎

19年上期の貿易赤字8888億円=対中輸出のマイナス響く-財務省

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貿易赤字が見事にぞろ目で気持ちがいい。
赤字は何でも悪いイメージが有る。日本は貿易で儲けているイメージが有るせいか、貿易赤字になるとすぐに日本のものが売れないからダメなんだと騒ぐ人が居る。
しかし、僕は、日本の場合は貿易赤字をむしろ歓迎するべきだと思う。
確かに、米ドルを持っていない時は、海外から材料を買って、それを加工して輸出して利益を得ようとすると、米ドルを持っていないと出来ない。米ドルを買う必要があった。貿易赤字だとせっかく買った米ドルを手放してまた買うことになる。
米ドルを買うということは、市場に有る円をドルに換えて、円を金庫にいれるので、市場に有る円が減って景気が悪くなる要因になるので、貿易赤字は避けたいところだ。
現代の日本は米ドルの保有量は世界で1位か2位である。貿易赤字になっても保有している米ドルが減るだけだ。
米ドルは減った方が良いと思う。


加工貿易の問題点は、製品を作って輸出して得た利益は米ドルである。
日本の会社で働いている従業員に払う給与は円なので、ドルを持ったところで給与として払えない。ドルで得た収益分はタダ働きしている様なものだ。
貿易で得た利益はどんどんたまっていく。溜まった米ドルの額は、労働者がタダ働きした労力を換金した額だと思う。
ここで疑問の思うことはそのドルをどこで使うのかだ。
日本国内での支払は全て円で行う。給与も円で払う。米ドルの使い道が無い。
使うにしても、海外旅行や出張するときに行先がアメリカなら円を米ドルに換金して使うかもしれないが、日本政府が保有している米ドルと比べると微々たるものだ。


米ドルの使い道は、貿易でものをたくさん買うしかない。
食品を大量に買っても腐ってしまうので意味が無い。タダ同然で配ると、国内の農業が不利になる。
アメ車を買っても誰が買うのか分からない。日本車が有るので、アメ車を買わなくてもいい。
一部の人にとって、有益になるものを買うのも間違っている。国内で生産できるものを輸入する必要もなさそうだ。
それなら、何を買えばいいのかと言うと、戦闘機など防衛に必要なものが良いと思う。
安全は全ての人にとって必要なものだし、国産で戦闘機が作れないなら、海外から買った方が楽だ。

 

他に貿易赤字を推す理由がある。貿易赤字は国内の消費が増えた証でもある。
個人消費が多いと国内で作ったものが売り切れる。わざわざ、海外に輸出して売る必要が無い。
国内で売れると売り上げは円なので、従業員の給与を払えるし、為替のリスクも少ない。
景気がいい時に、貿易赤字になる傾向がある。過去にもバブルの頃に貿易赤字になる傾向がみられた。
個人消費が増えて消費されて海外に輸出するものが少ない方が良いと思う。


貿易赤字は悪い印象が有るが、僕は悪いことばかりではないと思う。
ドルを沢山保有する日本はやや、赤字の方が使い道が無いドルが使えて良い。
国内で消費が多いと輸出するものが減って赤字要因になる。
日本にとって貿易赤字は、良い要員も有る。