進撃の社畜

ブラック企業を全て駆逐してやる

GDPと言う謎の指標

その国の豊かさを示す指標にGDPがある。平たく言うと、平均給与×人口である。
経済活性化の指標になる。GDPが高くなると経済活動が活発になり金回りが良くなり、暮らしやすくなるとされる。
誰かの支出は誰かの収入になる。大雑把に言うとみんながお金をたくさん使えば、GDPが上がる。


お金をたくさん使う為には、可能な限り長時間労働をしてお金を稼ぐいで使う。借金も上限一杯して全て使ってしまうのが好ましい。
稼いでは全て出費に使う。借金の返済は最低限して無駄使いする生活をするとGDPが上がる。支払と借金返済の為に長時間労働することになる。
逆に最低限の支払だけをする生活するとGDPは下がる。支払が少ないので労働は楽になる。
これだけ聞いても「GDPが高い=暮らしやすい」となるのか疑問に思う。具体的な例を上げていく。


家族の仲が悪くて、両親が離婚調停をしている。別居して家賃を支払い、食事はそれぞれで外食する。
大きな家も所有してローンの支払をする。車やバイク、酒、たばこ、ギャンブルなどお金が掛かる趣味を持っている。
買い物も定価で買う。ネットを使って安くなった商品は買わない。
みんな何かしらの病気にかかっていて多額の治療費を払っていて、多額の支払が発生している。
治療している以外の時間は、支払いを済ませる為に長時間労働をする。こうした生活をするとGDPが上がる。

一方で、家族の仲が良くてみんなで一緒に食事をして、時間が有る時は散歩に出かける。
一人でいる時はインターネットで娯楽を楽しむ。こうした生活をするとGDPが下がる。


これは極端な例だが、必ずしもGDPが高い生活がいいとは限らない。
インターネットが出来たおかげで今後ももっとお金が無くても幸せな生活が出来る時代になっている。
以前は、音楽を聴きたいなら、CDを買って、プレーヤーを所有する必要があった。プレーヤーとCDの置き場所も必要だった。何かとコストが掛かっていた。
今だと、スマホとイヤホンが有ればYouTubeで無料で聞ける。イヤホンだと音質も良い。
YouTubeで動画を見るだけだとほぼ無料で娯楽が楽しめる。田舎にいてもインターネットで娯楽が楽しめてしまう。賃料も安くて済む。
あと、ブログも有ることを忘れてはいけない。

昔は買い物も実店舗で買っていた。インターネットだと店舗の8割位の価格で新品が買える。メルカリを使えば安い中古品を買うこともできる。
インターネットが出来て、無料で娯楽を楽しんだり、安い商品を買える。これらもGDPが下がる要因になる。
ネットを使わない生活はコストが掛かり、支払いが多くなる。こうした出費は無駄な出費だと思う。
出費が増えれば、労働時間も長くなる。仕事が好きな人はいいかもしれないが、嫌いな人は出費と労働時間を短く抑えた方が満足度の高い生活が出来る。


物が高くて中々買えない、娯楽にお金が必要な頃であれば「GDPが高い=満足度の高い生活」だったかもしれないが、インターネットが出来てこの式は成り立たなくなっている。
出費が少なくても、本人が楽しいと思えればそれでいいと思う。GDPが上がろうが下がろうが、無くなろうが気にする必要が無い。
インターネットが出来た現代では、GDPが下がった方が個人的な幸福が上がると思う。

 


GDPは曖昧だと思う要因は他にもあった。
世界1位と言えば、アメリカだ。アメリカは輸入した商品の売り上げまで自国のGDPとしている。
貿易は基軸通貨ドルでするので、アメリカからすると、自国で作ったものと輸入したものを同じ扱いをしていた。
そんなことをすると、GDPは高くなる。