進撃の社畜

ブラック企業を全て駆逐してやる

感謝を換金できないか

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職場に感謝する出来事が起ればカードに書いて掲示する制度がある。
社外の人がこの掲示を見ると、沢山の感謝があっていい会社だな。自主的にこんなことをしてすごいと思うだろう。
これは演出である。騙されてはいけない。
実際のところみんなに、毎月ノルマを課して書かしている。ノルマが達成できないと、忘年会にでる補助金が減らされるペナルティがある。
ノルマを達成しても実質的なプラスは無しで、達成できないとマイナスになる。忘年会に参加しない僕は関係のない話だ。
書かないと上司から「なぜ書かない。みんな迷惑するから書け」と言われることは目に見えている。書く方が楽だから書いている人も多い。
こうした制度の裏側を見ると、真っ黒である可能性が高い。上っ面だけ見て判断してはいけない。


感謝されても、ノルマでやらされているので嬉しいと思えない。実質的な利益は無い。実質的な利益が出ればやる価値が有る。感謝を換金出来れば、良い制度だと思う。
会社で働いている人は「仕事をする目的は金でない」なんて綺麗ごとを言う人が居るが、会社員なんて一番金を欲している人種だと思う。僕もそうだから、間違いではない。
こうしたことを言う人に限って、給与が払われないとなれば、真っ先に逃げ出す。正しい判断だから、批判は出来ないが、逃げるなら「仕事をする目的は金でない」的な発言は避けることが賢明だ。
僕は会社で働いている人は、お金を貰う為にだけにしていると思う。
職場では感謝も換金出来れば、自主的にカードに書きたいと思える。対象は他人でないといけないなら感謝されて喜ぶ人は出てくる。
誰かに感謝されることをすれば、感謝されてそれがお金になる仕組みだ。感謝を集めようと思う人が増えるし、自主的に書く人も居る。
何でもノルマでやらせるのでなくて、実利を示すべきだ。


実利を示すことで、どのような利点があるかと言うと、部下や後輩に仕事が頼みやすい。
社畜なら何の配慮もせずに部下や後輩に仕事を振ることが当然だと考えているが、部下目線で見ると頼まれても損失しか出ない。
サラリーマンをしていると、仕事を多くこなしても給与が変わらない。後輩や部下に効率良く仕事を回したとしても給与に反映されない。利益がでたら全て経営者側が持っていく。
こんな状態では、仕事を頼む側も頼まれる側も損失しか出ない。
給与が増えないなら、上司や先輩も仕事が頼みにくい。後輩や部下も仕事が増えてしまい、嫌な思いをする。
僕は、こうしたことが分かっているので、後輩が暇そうにしていても仕事を頼みにくい。
そこで、感謝を換金出来れば、頼まれた側は感謝されてその分給与が増える。
上司や先輩は仕事を頼み易くなる。頼まれる側も悪い気はしない。


自主的に仕事を手伝う人も増えるはずだ。
現状だと、給与が上がらないなら、出来る限り楽に仕事をする為に最低限の仕事だけして、残業することが最大利益になると考える人が多い。
空き時間が出来ても、スマホを触って時間を潰した方が良いと考えるのは当然だ。
それ故、他人の仕事を手伝おうとは思えない。仕事が密になって残業までするとなれば、体力が持たない。
感謝が換金出来れば、残業以外に給与を増やす方法になる。そうなれば、積極的に仕事を手伝いたいと思うはずだ。


会社側も利点がある。
仕事が頼みやすい職場環境になれば、空き時間が出来てる人に仕事を頼める。空き時間の有効活用できる。
残業以外に給与を増やす方法になるので、暇な時間が出来れば、自主的に手伝いをしたいと思う。
感謝を換金することで、空き時間を利用できるので生産性が上がる。
生産性が上がって得た利益で、感謝を換金すれば、人件費上がることが無い。
無料で、感謝を書いたカードが掲示できる。


感謝が換金出来れば、みんな得をするはずだ。会社にとっていい影響が出ると思う。
それなのに、会社が得をする方法だけを考えるから、嫌々感謝を書く人が出る。会社にとっていい影響が出るとは思えない。