進撃の社畜

ブラック企業を全て駆逐してやる

課長に残業代を付けないのは違法

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労基法では、管理監督者には残業代を支給しなくてもいいとされている。これが、課長に残業代を出さない根拠になったいる。
ここで疑問に思うのは、管理監督者とは誰を指すかである。
管理監督者は、一般の労働者と違って経営者と同等の権限を持つものであるとされている。経営者と言えば、会社が儲かれば給与を好きな金額に出来る。
従業員の給与を上げる権限がある。給与だけでなくて会社のお金の使い方を決める権限も有る。
自分しか使わない車を会社のお金で買うこともできる。自宅を事務所として購入したり、事業に関係のない絵画を購入することも可能だ。
課長にこんな権限を与えている会社は無い。自身の給与どころか部下の給与を決めることが出来ない。せめて評価をいじるくらいだろう。実際には評価も好き放題できない。
部下の評価が低いと、指導不足とされ、高すぎると本当に適正な評価か疑われてと、結局のところ当たり障りの無い評価しか付けることが出来ない。
通勤や業務中に使う車も自分の給与から出している、自宅も自分で買ったものである。
課長という役が付いているが、実質的には一般の労働者とそんなに変わらない気もする。また課長と言えど一つの現場のトップに過ぎない。
権限が無く会社のトップでもない人を、管理監督者と言うのは無理がある。


管理監督者は役員クラスを指すのだろう、このクラスになると経営に口を出せるし、通勤車両は会社のお金で買うこともできる。
役員クラスは残業代がでなくても問題は無い。
課長が経営に口を出すと、小ばかにされ、貶されてまともに相手にもされない。
社長を前にすると「はい」とか「Yes」しか言えない課長は多く居ると思う。ワンマン企業だと社長と意見が合わないだけで、役を取られて、飛ばされることも有る。
課長が管理監督者なら、社長を一度は飛ばしても良いと思うが、課長が飛ばされた話は度々聞くが、社長が飛ばされた話は聞いたことが無い。


課長を見ていると、経営者としての権限は殆どないが、労働環境だけ経営者だと思う。
一般の労働者と経営者の悪いところ取りである。
労基法では、管理監督者には残業代を支給しなくてもいいとされているが、課長は管理監督者ではないので、残業代を支給しないと違法になる。
課長になって残業代が出ないなら、残業時間を記録しておいて、辞める時に請求するべきだと思う。
中には役員クラスになる人が居るから、成れて、未払いの残業代と役員の待遇を比較して、割に合うなら請求しないのが吉だと思う。
課長になってそれ以上になれない人は報われない。長時間タダ働きさせられて年を取ってしまう。


課長に残業代を払わないのは違法と言うことは覚えて欲しい。
残業代を付けないなら、会社のお金を好きに使える様にして欲しいもんだ。
現状だと、悪いところ取りだ。