進撃の社畜

ブラック企業を全て駆逐してやる

やる気不足は給与不足

やる気が出ないのは待遇が悪いからだ。ブラック企業の経営者にかかるとすぐに、やりがいが足りない、成長が感じれないなど、どうでもいい物に掏りかえるから困る。
やる気を出して欲してなら、待遇を改善すればいいだけの話だ。
手っ取り早い方法は給与を上げる。最低でも手取りで年齢と同じ額が持って帰れる。例えば30代なら30万円台の手取りが有る。
通勤ラッシュで疲れるから労働時間を短縮する。何処の企業も労働時間が8時間になっている。
法律で8時間契約で契約しないと違法になるのかと錯覚してしまうが、最大が8時間であり、それ以下の労働時間にしてもいい。
仕事が早くできる人は6時間労働にしておいて、出社時間と退社時間を1時間ずらすと混雑時間を避けて通勤できる。
それが出来ないにしても、住宅手当をつけて会社の近くの賃料を払えば、通勤で体力を消耗せずに済む。
これらの条件が揃ってやっと、やる気が出る。
決して高い条件でない。給与は家族を養えば余裕が無くなる。労働時間も法律で労働させれる最大時間から2時間差し引いてただけだ。
8時間労働は戦後の復興するために長時間労働が必要とされて決まったものだ。いつまで、長時間労働させれば気が済むのか。
仕事でも戦後と同じやり方でやっていれば、問題になる。経営者は改善を求める。それと同じで労働時間も問題視されてもいいはずだ。


劣悪な労働条件を放置して従業員にやる気を出させることに無理がある。
定時帰宅した時の給与から生活費を差し引いて足りない報酬で仕事のやる気が出ないのは当然だ。
職場には1日、最低でも9時間は拘束されて、それに通勤時間も加わる。仕事中は嫌な上司や客に接する。
時には、馬鹿にされ、貶され、笑われる。そんな環境で1日に10時間以上仕事の為に使って、生活費が足りない給与しか貰えない。
帰宅すれば、質素な生活が待っている。既婚者なら、奥さんから「給与が足りない」など不満を言われ、自身の趣味に使うお金も無い。
僕なら「やる気を出せ」すら言えない。


経営者は労働環境の改善するどころか都合が悪いところは隠蔽して、社畜精神を植え付けることでやる気を引き出そうとする始末だ。
洗脳されても、足りないものは足りないし、きついことはきつい。


労働環境が悪い上に、経営者が洗脳によってやる気を出させようとする企業では、真面目に働く価値が無い。
サボることだけを考える。向上心が有る人は転職して、まともな職場でやる気を出せば良い。もっといいのが、雇われ仕事を卒業して個人事業で頑張れば良い。
ブラック企業では、頑張るだけ無駄なので、最初から頑張らない。頑張っているフリだけしていればいい。
どうせ給与が上がらないのだから、サボって仕事をしないことで、労働単価が最大になる。逆に働くほど損失が出る。
経営者も利益にならない仕事はしないだろ。労働者もそれと同じで、生活費を差し引いて残らない給与の為にやる気を出す必要が無い。
労力を絞って、給与に見合う労力の提供を目指すべきだ。
給与未満の働きなら、経営者から搾取できる。搾取なんてしたら良心が傷付く人が居るかもしれないが、ブラック企業の経営者に限っては気にすることは無い。
労働者から搾取しようとして逆に搾取されているだけだ。自業自得である。


やる気が無いのは労働者の問題でない。やる気不足の原因は労働環境が悪いからだ。原因が無くなるまで、やる気は出ない。
気にせずにやる気が無い状態を維持してサボれば良い。
サボったところで損をするのは、労働者から搾取しようとしている経営者だけだ。