進撃の社畜

ブラック企業を全て駆逐してやる

喫煙所を無くしても無意味

休憩時間が終わっても喫煙所に居る人が居る様だ。その様子を見た部長が、「休憩が終わっても、喫煙所に残る人が今後も居るなら撤去することで対応する」と言っていた。
そもそも、喫煙所が有るから、休憩時間がが終わっても仕事に戻らないわけでない。

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こんなことをしても意味が無い。
やる気を出させる為に、飴と鞭を使うことが有ると思うが、薄給で長時間労働の企業で労働をしているだけで、鞭が打たれ続けている状態だ。
喫煙所を撤去するとなれば、更に鞭を打つことになる。こんな環境でやる気が出る人は、真正のMだけである。Mであってももっとお仕置きして欲しいから、仕事をサボるだろう。
鞭に鞭を使われては、やる気がなくなるだけだ。喫煙所が無くなれば、他の場所でさぼるだけの話だ。


休憩時間が終わっても、喫煙所に居る従業員がいることで、都合が悪いことが有るとすれば、生産性が下がることである。


従業員目線で見ると薄給で残業が有るブラック企業で、生産性を上げるインセンティブが無い。
生産性を上げても、労働時間は短くならない、給与も上がらない。それなら、休憩時間を長くとる人が出ることは当然だ。
部長が以前、ミスをした新入社員に「なぜを3回繰り返して、原因を探って対応しなさい」と言っていたが、休憩時間が終わっても、喫煙所に残っている原因は「なぜ」を繰り返さなくても一発で分かる。
なので、仕事中にサボって生産性を下げて残業時間を長くすることで、同じ仕事量でも給与を多く持って帰ることが出来る。
残業が有る前提で仕事をする、定時まであからさまに力を抜く、その一環として、休憩が長くなっている。
その結果、休憩時間が終わっても喫煙所に残る人も出てくる。


休憩時間が長くなる原因は生産性を上げてもインセンティブが無いからである。休憩所を無くのでなく、生産性を上げることにインセンティブを作るべきである。
特に管理職で生産性を上げたないら、喫煙所を無くすのでなく。自分より役が上の経営者に「生産性を上げることによるインセンティブを儲ける」様に要求するべきである。
例えば、仕事量に応じて給与が多くなる制度を導入すれば雇われであっても、生産性を上げる努力をするはずだ。
仕事を怠ければ、給与は20万円になるが、定時まで仕事を効率良く働けば50万円になれば、必死に仕事をするだろう。休憩時間も仕事をすればその分給与は増える。
インセンティブが有れば、休憩中でも仕事を始める。喫煙者はタバコ1本を3秒で吸って、持ち場に戻って業務を再開するだろう。
インセンティブを儲けても、頑張らない人が出ても、不満が出ない。仕事量が減れば会社は支払う給与が減るからさぼって貰う方が、人経費を抑えることが出来る。


休憩が終わってすぐに仕事に戻らない人が居るのは、生産性を上げてもインセンティブが無いことが原因である。
決して喫煙所が有るからでない。なので、喫煙所を撤去しても、さぼる人は減らない。
それどころか、部下から反感を買って、より仕事にやる気が出なくなり、生産性が更に下がるだけである。