進撃の社畜

ブラック企業を全て駆逐してやる

目標未達成は経営者の責任

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利益目標未達成は、労働者の努力不足化であるかの様に扱われる。達成する為に努力を強要された人も居ると思う。
経営者は目標は達成できると思って決めている。労働者が達成して当然とされる。労働者をしていると「目標なんてどうでもいい」とは言えない。
結果的に努力を強要される。利益目標が達成できないので残業代が無くても残業を強要されたり、用事があっても有給が取れなかったりと、私生活を犠牲にしてまで利益を出す為の労働を強要される。
経営者が強要するならまだ分からなくもないが、大抵の場合は同じ労働者である上司が強要しているので理解できない。
利益目標なんて達成しても、給与が上がらない、労働時間は短くならない。達成することで、来期の目標値が上がって更に苦労する羽目になる。
未達成だと上司が経営者に怒られるのだろう。その上司はただひたすら耐えている様子が目に浮かぶ。そこで上司が何も反論しないから、いつまでもナメられる。その結果、目標達成しても給与や労働時間などの労働条件が改善されない。
僕は、未達成でも労働者に問題は無いと考えている。上司は経営者に反論するべきだ。経営者に言いたいことを言うことで、部下も苦労せずに済む。


会社の利益目標未達成は労働者の責任でなく、経営者の責任である。労働者には関係ない話だ。
目標未達成で怒られること自体が間違いである。むしろ、労働者が経営者に対して「目標未達成だった、経営者として仕事をしているのか」と小1時間は問い詰めるべきだ。
達成できない目標を設定するミスを犯したから達成できなかった。目標を高く達成して労働者が勝手に達成してくれるなら経営者は不要である。これが出来る労働者は勝手に儲かる仕事を取ってきて、遂行できる能力が有ることになる。
勝手に利益が出せるなら、会社に雇われて仕事をせずに独立するのでそんな状況は続かない。労働者が勝手に利益を出して達成することは無い。
利益が出ないのは、経営者が儲からない事業をしているからである。儲からない仕事を沢山したところで利益は出ない。その少ない利益に対して、目標値が高すぎただけの話だ。
見の程を知って、利益目標を設定できなかった。利益が出ないのは経営者の責任である。


利益目標達成できない責任を労働者に転換しているだけだ。労働者の権限で会社の事業をすることは困難だ。
基本的には、上司から振られた仕事をするだけで、余力も時間もない労働者が殆どだと思う。労働者の権限で、新しい事業を始めることも、会社の予算を決める権限もない。経営者が参加する会議にすら参加できない。
権限が無さ過ぎて、身動きできない。そんな労働者を捕まえて「目標達成できないのは、お前の努力不足だ」と言うのは無理がある。
製造業で例えると、利益が出るかは作っている製品でどの程度利益が取れるか、生産量がどの程度かに依存する。権限が無い労働者が設備投資して生産性を上げることも利益が出る仕事を勝手に取ってくるのも困難だ。
もし「労働者に目標達成の為に努力しろ」と言うなら権限も与えるべきだ。予算を自由に使えて、勤務時間中は何をしていても良い。労働者に指示が出来る位のことは出来ないと、利益が出る仕事が取ってこれない。
権限を持っている労働者は居ない。結局のところは、与えた仕事をしているに過ぎない。その仕事が儲からないから利益が出ない。


利益目標未達成は、全て経営者の責任である。だから労働者は達成できなくても何も気にすることは無い。
努力を強要されても、しているフリだけしていれば十分だ。
利益が出ずに給与が減ったら、提供する労力をカットすることで対処して、割に合わないと思えば辞めればいい。