進撃の社畜

ブラック企業を全て駆逐してやる

つまらない仕事しかない

後輩が研修を受けた際に「つまらない仕事でも、頑張る」と発言していた。それを聞いた経営者が不機嫌そうに「無駄な仕事は無い。どれも大事な仕事だ」と叫んだとのことだ。
その経営者が別の研修時に「あなたは、大卒なのにそんなつまらない仕事をして満足か」と聞いていた。
結局、経営者もつまらない仕事があると思っている。
僕はつまらい仕事もある考えには否定的である。なぜなら、全てがつまらない仕事だからだ。
特に給与が安い仕事は、つまらない。なのでブラック企業の仕事は全てがつまらない。

仕事する労働者に対してお金を払っているのは、誰もやりたがらない仕事だから、お金を払ってでもしてもらいたいと考える人が居るからやっている。
それが客だったり、経営者だったりする。

例えば、トイレ掃除はやりたがらない仕事だから、時給を払ってでも誰かにやってもらう。
仮にみんなトイレ掃除が好きだったら、汚れを見つけたら掃除して帰るので、トイレ掃除の仕事として成立しない。
他にも自炊や皿洗いが面倒だから、飲食店で食事をする。自炊が好きな人ばかりなら、外食はせずに自分で作る人が殆どで、変わった料理を提供する店以外潰れる。

そもそも、みんながやりたいことは、仕事にならない。例えば、マッサージを受けるだけの仕事なら、タダでも良い。中にはお金を払ってでもしたい人が居る。飲食店で、食事を取る行為も同様だ。
お金を払ってでもやりたい人が居る仕事に給与を払ってまでやらせようとする経営者は居ない。
誰もやりたがらない、つまらないものだから仕事として成立する。だから、大事なお金を払ってでも従業員を雇ってやらせる。
他にも囚人は労働をすることによって罪を償う。みんながやりたいことなら囚人が罪を償う為に利用されない。

僕は、仕事がつまらないものでも良いと考えている。また経営者もつまらないものであることを理解している。
後ろめたい事が無いなら、仕事はつまらないものだから、給与を払ってやって貰うでもいいはずだ。逃げないように雇用契約まで結んでいる。
労働者もつまらない仕事をして給与を貰うでもいいと考えている人が殆どだと思う。
経営者が認めないのは後ろめたいものがあるからでないだろうか。

つまらない仕事が無いと言う考え方は経営者にとって都合が良い。全て大事な仕事だとすると給与と掏りかえることができてしまう。
仕事を沢山したとする。本来なら給与で報いるべきだが、大事な仕事をしたのだから給与が少なくてもいいと出来てしまう。
また、大事な仕事だから、丁寧に仕上げて、貰っている給与以上に良い仕事をさせることが出来る。
もし、つまらない仕事で給与を目的として働くと、少ない給与に不満が出るが、目的を給与以外にそらすことで、不満を抑える効果もある。
全て大事な仕事であるとすることで、給与を大事な仕事と掏りかえることができる。安い給与で働かせることが出来る。

大事な仕事といわれても鵜呑みにしないようにしよう。
本当に大事な仕事で出来る人が少ない仕事は、給与も高い。例えば弁護士や医者は出来る人が少ないので報酬も高い。
経営者も馬鹿じゃないので、本当に大事な仕事をして変えが効かない人は高い報酬を出す。

つまらない仕事に気をつけろ。