進撃の社畜

ブラック企業を全て駆逐してやる

田舎の不動産は負債

田舎に住んでいると、田んぼ、田舎の一軒屋、マンションの一室を所有している人がいる。
マンションは、徒歩で生活が完了するところで、小さな駅が近くにある。中学校学校や塾も近くにあるので高校までは、近場で済むだろう。
その人が言うには、マンションは資産で、田んぼと田舎の一軒屋は負債であるとのことだ。

田んぼも持っているだけでも草が生えて、最低限のメンテナンスが必要だ。農作物を作るとなれば、手間がかかる。
サラリーマンをやりながらだと、自由時間は持てない。時間食い虫である。

田舎に家は買い手が付くか分からない。売れても、安い。所有している間は、固定資産税や修繕費がかかる。
潰すにしても、家を売るより高いコストがかかる。平地にすると、固定資産税も上がると聞く。コストのかたまりである。
済むにしても、田舎の付き合いが大変だ。草が生える時期だと休みのたびに、草刈をする。
それ以外にも村イベントの企画から参加する。時間と金食い虫である。

マンションは、徒歩で私生活が完了して、無駄な近所付き合いも無い。駅が近くて車が無くても移動が容易になる。
マンションは、今なら買い手が付く可能性もあり、処分にも困らない。資産だと言えなくも無い。

ただ、今となっては負債だといっているものでも、購入したときは資産であった。
100年前に先々代が田んぼを買い。50年前に先代が家を買い。現世代がマンションを買っている。
みんな資産だと思って買っていた。農業が主流の頃は、田んぼがあれば沢山米が取れるので、収入が増えた。
高度成長期の頃は、土地の値段がどんどん上がって今のうちに家を買えば将来高値で売れた。今買わないと、値段が高騰して買えない代物だと考えていたかもしれない。
購入した当時は、資産だと思って買っていた。時代が変わり、米を作っても生活が維持できない。
田舎の家なんて買い手が付かないどころか、維持が大変で近所付き合いなどの悪習だけが残っている。

マンションも同様になるのでないだろうか。
今は、マンションは資産だが、いずれ古くなる。マンションは毎月支払う固定費が有る。共用の場所をメンテナンスする費用を払う。
古くなるたびに、高価になっていくのでないだろうか。所有している部屋も、修繕が必要になる。維持費がかかる様になる。
古くなったマンションを売りたくなっても、買い手が付くまでは、固定費の支払いが発生する。負債になっても、簡単に手放せない。
マンションが資産だと言っている、田舎民は過去から学ぶべきでないだろうか。今まで、資産だと思っていたものが、負債に変わってそれの維持に時間やお金を犠牲にしている。
マンションもいずれは、田んぼや田舎の一軒屋の同様に負債になる。
これらのものは、簡単に手放せたらいいが、一度所有すると、買い手が見つかるか、自身が破産するまで付きまとう。

自分の手で動かせるもの以上は所有すると後々、負債になる。負債になっても処分が出来ない。負債の為に、自分の時間やお金を費やす人生になる。
所有するなら、簡単に処分できるものに限る。所有するならバイクくらいのサイズのものが最大であると僕は思っている。
バイクなら一人で動かせるし、買取業者が引き取りもしてくれる。
所有するなら簡単に手放せるものに限る。
商売でもしない限り、処分に困るものを所有しなくても生活には困らない。

賃貸は常に入居者を募集している。
車もレンタルで十分だ。タクシーも有る。好きに住むところが決めれるなら、車が要らない場所に住むことで所有しないで住む。
娯楽もパソコンやスマホで楽しめる。
生活する上で所有しないで困るものは少ない。これからの時代は所有することで、処分に困る時代になる。