進撃の社畜

ブラック企業を全て駆逐してやる

V時回復よりL字回復

僕の勤めて先でV時回復を願ってイベントをやらかそうとしている従業員が居るが、回復を願わない従業員も居る。

コロナショックの影響で順調に仕事が減っている。僕は一端の雇われなので、自分の仕事ではなく、雇われ先の会社の仕事である。
同じ立場である、従業員の一人がV時回復を願って、全社を巻き込んでイベントをしようと呼びかけている。
経営者に媚でも売って出世したいのかな。出世したところで、給与は増えない。その割に、仕事や責任だけ増える。
今の、ポジションで気楽に働いて、安い給与を受け取る方がいいと思う。イベントをすれば、準備する仕事も増える。

V時回復なんて、経営者以外は従業員は誰も望んでいない。
従業員目線で見ると、このまま衰退したら、仕事は減る、フルタイムで働くと仕事が足りないので、休みが増える。
政府が休業補償をしているお陰で、休んでも給与の何割かは保障される。休んでも給与が何割かは、保障されて得である。
増えた休日日数に応じて、不労所得が得られる。休みは多い方がいい。
休みを増やすには、V時回復はしない方がいい。回復を望むなら、L時回復がいいところ。
仕事も楽になる。今までより少ない仕事をしていればいいのだから、気楽に働いても間に合う。
気楽に働ける上に、休みも多いのだから、文句は無い。給与はある程度は保障される。
普段と比べて、仕事量の割に給与が高くなっている。何が不満で、V時回復なんて願うのだろうか。
従業員なら現状維持を願うべきだろう。

V時回復なんてしても、ろくな事が無い。
仕事に追われる日々が戻ってくるだけだ。激務をこなしても給与は上がらない。
効率よく仕事をこなしても、仕事が追加されるだけなので、休日は増えない。むしろ、減る可能性もある。
激務をこなして多くの仕事をしているのだから、せめて、給与が上がると思うが、昇給は後回し。後回しに後回しを繰り返して、また次の不景気を迎える。
経営者は、コロナショックで出した損失を補うために、必死に給与は絞りそうだ。
昇給は、永遠に上がる事が無い。そう言えば、永遠のゼロと言う映画があったが、あれは昇給の話しだったのかな。
V時回復後は、仕事の報酬は仕事を言わんばかりの激務だけが帰ってくる。
元の給与が高いなら、倒産は困るので回復を願う気持ちもわかるが、元の給与は激安である。激務激安の仕事をする羽目になる。
従業員が激務激安の仕事をする裏で、利益を得るのは、経営者だけである。従業員が何が嬉しくて、経営者の利益を願うのだろうか、理解できない。
経営者の利益と従業員の利益は、相反する。経営者の利益を願うことは、従業員の損を願うことになる。自ら損をさせて下さいと願っても悲しいだけだ。

このまま、回復しないことを願う。
従業員なら、政府が休業補償が終わるのと同時に潰れて欲しいと願うくらいでいいと思う。