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「社会保障と増税」一体何と戦っている

コロナと社会保障費の膨張~さらに厳しくなる経済再生と財政再建…新政権の課題【財務省金融庁

news.yahoo.co.jp

社会保障費が膨らんでいるから、景気の回復後は増税が必要とでも言いたいのだろう。
そもそも、増税社会保障費は別問題である。
社会保障は保険方式で成り立っている。保険料を納めている人同士で、支えあっている。社会保障を維持するなら保険料の引き上げをするしかない。
保険料は究極の目的税なので、100%社会保障に使われる。これに対して、消費税が社会保障の財源と言われるが、相応しくない。消費税増税分の2割程度しか使われていない。8割は嘘になる。
海外では、消費税は社会保障として使われていない。問題が起こったときに、前例がないのでどうやって解決するのだろうか。
社会保障は、民間の保険と同じ制度である。保障を手厚くするなら、保険料を上げるしかない。もしくは、保障内容を削って保険料の削減をする。
民間の保険は、利益目的で運営されているので、保険料から利益や広告費用などが差し引かれているので、社会保障より、還元率は低い違いがあるが、基本的に制度は同じだ。
税金を保険料として使うとどうなるだろうか。
保険に入っていないが、税金を納めているから、保険を受け取る権利が有ると主張する人が出てくるかもしれない。
消費税は、納税額の記録が無いのでいくら納めたか分からない。記録が付かない税金は社会保障にふさわしくないだろう。
加入者の中にも、自分の保険料が上がらないなら、もっと保障しろと主張する人も居るだろう。要求に歯止めがかからなくなると、社会保障が厳しい状況に陥る。

社会保障費が膨らんでいるから、増税が必要と言う理論は、的外れである。
左足を骨折して、左腕にギブスを付けている人を見ている気分になる。
専門家なら、社会保障費と増税は関係のない話だと理解している。結局のところ、理由を付けて増税をしたいのだろう。
消費税を上げても、社会保障に不向きな税収になる。
そもそも、増税をして税収が上がるとは限らない。税率が0%でも100%でも税収はゼロである。0%から100%の間に有る。税率を上げていき税収の最大値を通り過ぎると下がる一方である。
僕は、税率を上げ過ぎて税収が減っているのでないかと思う。
消費税を上げても税収は上がっていない。消費税を導入してから、税率の引き上げされる一方だが、税収は減っている。
消費税導入されてから約30年経つが導入前の税収を越えたのは、1年だけである。
社会保障の為の増税は、間違いだらけになる。

社会保障を維持したいなら、みんなの収入が上がり、今後も上がると期待できたら「社会保障費用が上がっても支払っても良いや」と思える世の中にしていくしかない。
やるべきことは、増税して市場に有るお金を回収するのじゃなくて、減税や新規国債の発行をして市場に有るお金を増やす。
もちろん、無制限でやれというつもりはない。お金が過剰供給されると、物価が上がって金持ちしか物が買えなくなる。こうなると、困る。
政府は、物価上昇を2%までなた許容するとしているので、2%未満のインフレの間は、減税をする。財務省がそれにより税収が減ると言うなら新規国債の発行をして予算を組めばいい。
市場にお金が供給されたら、お金を儲ける人が増えていく。口座に沢山お金が振り込まれたら少しは使っても良いと思える人が増えていく。口座残高が増えても、使っても良いと思える。
誰かの支出は誰かの収入になるので、収入が増えたら、また使う人が増える。
そうしているうちに、収入が増えていく。そうなれば、社会保障を値上げしても払ってもいいと思う人が増えていく。

社会保険費を維持したいなら、今は増税ではなくて、減税するべきだ。逆のことをしたら余計に苦しくなっていく。
増税して予算に組み込んだら、制度が複雑になって問題が起こる可能性も上がる。別の税金を社会保障に組み込むべきでない。
そもそも、社会保障費を維持と増税は別の問題である。
社会保障を維持するなら、社会保障費を上げないといけない。
少ない収入から社会保険料を上げるのは困難だから、本来なら収入を上げる政策をして収入が上がったところで、どうしても値上げしたいなら、収入が増えたタイミングでするべきだ。
みんな稼げて社会保険料を納めたら、容易に運用できるてしまうかもしれない。