年末ジャンボ まとめ買いで賞金還元率はどれだけ高まるか
宝くじをまとめ買いしても、還元率は同じ。
沢山買えば、高額当選が当たる確率は上がるが、購入額が増えるので、還元率とは関係ない。
還元率は、当選総額から販売枚数で割りると期待値が出る。期待値からくじの価格を割ると還元率になる。
宝くじは、高額当選から300円まで賞金が有って複雑だから、簡略化して還元率を計算してみる。
高額当選が1億円でそれ以外はハズレで当選額は0円で、販売枚数は100万枚だとする。1枚200円で販売する。
くじ1枚当たりの当選額の期待値は1億円÷100万枚＝100円となる。
くじの値段は200円なので、1枚当たりの還元率は100円÷200円＝0.5となり50％になる。
くじを2枚買えば、値段は400円で、賞金の期待値は100円×２で200円になり、還元率は50％で同じである。
100枚買っても100万枚買って全部買い占めしても還元率は同じである。
まとめ買いしても、還元率は変わらない結果になる。
計算上では、むしろ購入枚数を増やせば、損する額が増える。まとめ買いしたら損すると思う。
宝くじで得をしたいなら、買わないが一番である。
高額当選をした時のワクワク感が欲しいなら、1枚だけ買って1等賞が当たった時の妄想をする。
前後賞が有る場合は、3枚買って妄想する。
当選結果を見なければ、還元期限が来るまで妄想で楽しめるかもしれない。
宝くじを見ていると還元率は低いと思う。
商売目的でやっているので、胴元は儲ける。
販売店舗も沢山見かける。
宣伝も有名タレントを使って派手に宣伝している。胴元の利益や広告費用、販売コストを差し引いて、残りが賞金になる。
こう考えると、還元率は低いと容易に想像できる。
還元率を気にするなら、買わないが一番還元率が高い。
宝くじは確率を使った上手い商売だと思う。
他にもこうした商品は有る。身近なものだと生命保険も同様の商品である。
