進撃の社畜

ブラック企業を全て駆逐してやる

連休が無くても納期は厳しい

新人の頃は納期を見て連休の前になると、「連休が無ければ余裕を持って間に合うのに」と思った頃があった。
真面目は人なら、連休の間出勤して間に合わせようと考えると思う。そうしたところで余裕はできない。

連休が有っても無くても、余裕で間に合う納期は無い。
そもそも、連休がある前提で納期が組まれている。仮に休日出勤をして間に合わせたとすると休日出勤する日数分だけ納期が短くなる。
そんな従業員を見た上司は「あいつは連休でも出てきて仕事をする。休日出勤する前提で納期を決めよう」と考える。
連休を潰して出勤しても納期が余裕で間に合うことは無い。

実際に、納期対応の為に休日出勤をしている従業員は居る。それでも、余裕で間に合ったと聞かない。
最初は、休む前提で納期を組んでいたが、従業員が休日出勤をしてでも間に合わせようと、頑張っているうちに、当たり前になる。
いつの間にか、休日出勤する前提の納期が組まれた。
間に合わないのは、休日出勤する前提で決められている。
忙しいから休日出勤するのでなくて、休日出勤するから、休みが減る程忙しくなる。
結局のところ、連休中に働いても仕事が楽にはならない。

経営者目線で見ると、納期は短いほど良い。
短納期で仕事が出来れば早く代金を受け取れる。仕事を沢山受けれて仕事が増える。
従業員も納期が短い方が、沢山働く。沢山働かせても給与は据え置きなので、仕事量が増える程、利益が増える。
経営者は、利益の為頑張れとは言わない。
「必要とされている仕事だから」とか「社会貢献だ」など奇麗事を並べる。
自分の仕事が役に立っていると思えたら頑張る気にもなる。社会貢献だと言われたら「給与が安くても貢献できているから良い」となる。
経営者にとって都合が良い言葉だ。
実際のところ、モノが溢れている世の中で必要とされている。納期があるもので必要とされている仕事は思い当たらない。
モノは、生産され過ぎて、在庫が溢れている。そのせいで営業ノルマが達成できなくて困っている営業職まで困らせる始末だ。
本当に必要な仕事は、医者や消防士くらいしか思い当たらない。

納期なんて、従業員を働かせて、金儲けする為にしか機能していない。
連休が無ければ余裕を持って間に合うと考えは間違いである。
休日に出てきても、その分、短納期になるだけ。
余計な心配をしないで、休日は休めば良い。
間に合わないとしても納期を組んだ奴が困る。なので、困る奴だけが必死に働けば十分だ。