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ホンダの早期退職制度、2000人以上応募…EV開発など世代交代へ

ホンダの早期退職制度、2000人以上応募…EV開発など世代交代へ(読売新聞オンライン) - Yahoo!ニュース

対象は55~63歳の正社員で早期退職の応募者を集めるとのだ。
エンジンからモータに代わるからエンジンしか知らないベテラン従業員を解雇するのだろうか。
人の能力は35歳以降は、右肩下がりだからな、55歳過ぎてからEV開発は難しいだろうな。
早期退職の応募者を募集とかいいながら、候補は決まっているのだろうな。
退職金が割り増しされるのは有難いな。額によって退職時にリタイヤ出来る資産に達するかもしれない。
額によっては、優秀な人が応募しそうだな。その場合は、退職を引き留められないことを願う。

そもそも、世の中がEVに移行するから自社もとなっても良いのだろうか。
過去にも蒸気機関とエンジンが有って、当時は蒸気機関が勝つだろうと予測されたが、結局エンジンが主流になった。
車じゃないが腕時計の世界でもクオーツ時計が出来た時は、機械式時計に比べて価格は安くて軽い。一度電池を買えたら外しても動き続ける。
時計としての性能は機械式時計を圧倒していた。
当時はクオーツ時計が主流になると思われたが、クオーツ時計は生産が容易で安く作れてしまうので利益が出ない。
大手時計メーカ以外でも作れてしまい価格競争が起こって安くなる。
結局、今でも高価な時計の殆どが機械式時計である。

EV自動車も同じことが起こりそうだ。
最初は開発費がかかって、大手メーカしか作れない。珍しさも有って高い価格が付けれる。
何処のメーカもEV開発に力を入れるから競争が激化する。
最初は大手同士だが、エンジン自動車と比べて構造が簡単なので大手メーカ以外も作り出す。中小企業との価格競争も起こる。
作りが簡単なので安く売れてしまう。
電気自動車を作って売っても大して儲からない。
結局高く売れるのは趣味性の高いエンジン自動車なんてことも有り得る。
自動車もエンジンに力を入れる会社が儲かる可能性も有る。

そんな時にエンジンしか知らないベテラン従業員を解雇していたら、エンジン開発は他社より遅れて環境規制に合ったエンジンを作ると出力が出ない。
エンジンの開発を辞めなかったメーカが高い車を売り続けるじゃないかと思う。
力を入れた電気自動車は他社との競争で安価なものしか売れない。
今までは独占的に車を作っていたが中小企業も参入できる。中小企業も電気自動車なら作れるからさらに競争が激化する。
今後は沢山の従業員や設備を抱える大手自動車メーカも苦しくなる。
今のうちに解雇したいのが本音じゃないかと思う。

将来的には、エンジン自動車を無くすと表明する政府が有る。それに便乗して日本政府も「EVに移行する」と言っているじゃないかと思う。
それにしても何十年も先の話だろ。その何十年後にもまた何十年後にはEVに移行すると言い兼ねない。
国民がエンジンとEVが選べる方が良い派が主流だと、政治家も意見をころっと変えそうだ。
結局、市場が決めることだから、その時になってみないとどうなるか分からない。
そういえば、少し前にディーゼルエンジンを無くそうとしてた時があったな。いまだに、ディーゼルエンジンを積んだ新車が売られているからな。エンジンも同じなる可能性はある。
エンジンが無くなると思っていたが、結局無くならないじゃないか。しかも単価が高いなんてことも有り得る。

これからは、EVの時代が来るだからエンジンの技術者は要らないと思ったら、何十年後には儲かる自動車はエンジン車ばかりで全然必要だった人を解雇してしまったなんてことも有り得る。
誰が用済みなのか分からない。