進撃の社畜

ブラック企業を全て駆逐してやる

今も大して変わらない

戦争が続いていると思って29年間島から出てこない日本兵が居るとのことだ。
今の感性からしたらドッキリか思ってしまうが、当時の兵隊からしたら当たり前なのかもしれない。


戦争が続いていると信じ29年潜伏を続けた「最後の日本兵小野田寛郎さん 戦いを終えメディアの前に(1974年)

戦争が続いていると信じ29年潜伏を続けた「最後の日本兵」小野田寛郎さん 戦いを終えメディアの前に(1974年)(TBS系(JNN)) - Yahoo!ニュース


29年間島こもり続けたのは、軍人として命令を受けて派遣されたので命令が無い限り出られない。
日本の敗戦をいつ知ったかの質問に対して「谷口少佐が自分に命令を下達された、そのときであります」と答えている。


僕は、洗脳によって人をここまで変えれると思った。
29年間命令が無いから島に籠るとか、少佐からと伝えられるまで事実を認めない。
今の感性からしたら相当洗脳されていると思えるのは、戦争に対して中立な目で見れるからだろう。
当時、戦争は日本を守る目的が有った。当時、戦争に負けて植民地にでもなれば搾取され尽くされると思っていた。
既に植民地になっている国の搾取っぷりを見れば、自国もこうなると思うのは当然だ。
徴兵制を採用して、徹底的に洗脳したのだろう。
日本を守る為に都合のいい価値観を植え付けていった結果が、小野田寛郎さんなんだと思う。

残念な今の日本も大して変わらない。むしろ、劣化している。
戦争が労働に変わっただけだ。
守っているのは、経営者側の利益に変わっている。その経営者は、従業員より金持ちなのに従業員から搾取することしか考えていない。
昔は、国を守っていたのに対して、ショボいものを守りだした。

戦死は無いが、過労死は有る。
仕事をする為に必死に働いて、過労死した場合は、殺人に比べて罪は軽い。
殺人は、検察が動いて、犯人や加担した人は懲役刑が確定だろう。執行猶予も付かない。
労働が理由なら、人が亡くなっても、書類送検で終わり。被害者が過労死を証明してやっと、賠償金が支払われる程度の罪にしかならない。
戦死も同じだろう。相手は逮捕されない。精々、国から遺族にお金が支払われる程度だろう。
戦争が理由なら人を殺しても罪に問われないのと同じで労働が理由なら大した罪に問われない。

過労死までしないにしても、仕事の為に自分の時間をほぼ会社に費やしている。
上司の命令に反論すらできない従業員も居る。
その上司は経営者の意思に従順に従っている。
上官から上司や経営者に変わっただけな気もする。

今となっては、戦争が続いていると信じ29年潜伏を続けたって異常な行動を取っていると思う。
とわ言っても、国を守る目的でここまで出来るのは素晴らしい。
将来、労働に対して中立な目で見れる時代になれば、現代の労働環境を見てて異常な行動を取っていると思われる。
守っているものが、自分より金持ちの利益なので、もっと下らない。