ボーナスの標準額は変わっていないのに、年々ボーナスが下がっている。
基本給は大して変わっていないので、評価が下がっているのだろう。
仕事のパフォーマンスは変わらない。給与も変わらないので、ボーナスを下げられる筋合いは無い。
変わったことは、残業をしなくなった。それは、残業代が付かないのでチャラになると思われるかもしれない。
薄給ブラック企業では、残業はそんな単純な意味合いを持っていない。
残業をする目的といえば、真っ先に思い浮かぶのは仕事が忙しい。暇なときは定時帰宅できる会社はホワイト企業だと思う。
ブラックは、給与不足が故に仕事が無くても残業している。
「給与が足りない分は、残業代をたすだけや」と言わんばかりに残業している。
給与が安い会社が悪いのか転職も節約もしない従業員が悪いのかは分からない。
カラ残業は雇用契約違反になるし違法にもなる。2アウトなので、セーフなのかもしれない。
タダ、課長は、カラ残業があることは認めない。
みんな仕事が無いときに残業してても、必死に納期を間に合わせる為に残っていると言い張っている。
その納期が無いときも残っていて生活費を稼ぐ為に残業しているんでしょと聞くと「失礼だぞ」の一点張り。
事実なので、反論が出来ないのだろう。
それもその筈で、部下が違法＆契約違反になるカラ残業をしていると認めると自分の評価に関わる。なんなら左遷もあるかもしれない。
意地でも認める訳にはいかない。
みんな残業は仕事を間に合わせる為、会社の為にしていることになっている。
普通は、会社の為に残業するだが、薄給ブラックに居るとカラ残業が蔓延しすぎて、感覚が狂っていく。
断っておくが、全てカラ残業だとは思っていない。
定時帰宅時の給与では、到底支払が出来ないので、仕事が無い時も残業代で差額を埋めている人も居る。
みんなが、会社の為に残業しているとなれば、定時帰宅している僕は、課長目線で見ると仕事を放置して毎日定時帰宅している奴になる。
仕事を放置していることは否定しないが、定時まで働いて間に合う量に調整するのは課長の仕事だろ。というツッコミは置いておいて。
そりゃ、評価も下げないと辻褄が合わない。
同じ評価をしていると、カラ残業がバレるきっかけにもなり兼ねない。
評価を下げることで、仕事を放置している奴といった印象付けられる。放置しているのは否定しない。
その結果、仕事のパフォーマンスと本給が変わっていないのに評価が下がる。その分、ボーナスも下がる。
そしても僕のやる気も下がる。
前回のボーナスでもやる気が下がった。
支給直後に「毎日15分は残業しろ」と課長から要求された際にはうっかり「従えないので解雇して下さい」と申し出てしまった。
手のひら返しで「残業はしなくていいんだ」と言われたな。今となってはいい思い出。
評価を下げたところで、自分に帰ってくる。
やる気が無ければ、楽に仕事をしたいと考えるのが普通だし、楽な働きは仕事が進まないし、質も落ちる。
少しでも、理不尽な要求をすれば退職される。或は、1人ストライキで欠勤し放題で、何日休めば解雇されるのか試すのも面白い。
元の給与が安いのでなくなったところで大したことないと思える。
