進撃の社畜

ブラック企業を全て駆逐してやる

退職の挨拶する際に本性が出る

職場の人間関係なんて辞めてしまえば、みんな赤の他人になる。
今後の人生には、無縁になるだろう。
退職する際には、気が付かれずにいつの間にか居なくなっているのが理想だ。最後の挨拶に回るのも面倒だし。

面倒だけど、長年居た職場なので一切挨拶するのも
みんなに「辞めます。お世話になりました」って言うと、構ってちゃんのメンヘラかよって思われるのも嫌だ。
なので、退職前に関わりの有った人且つ僕の退職を知らない人に絞って挨拶して回った。
挨拶すると温かい言葉を返してくれる人も居れば、煙たがる人も居る。
温かい人は、退職後の心配をしてアドバイスくれるたり「さみしくなるな」と社交辞令でも言ってくれる。
煙たがる人は「はいはい、早く名無しを終えろよ」と言いたそうな態度が出る人。「こっちも社交辞令で言ってるだから少しは気を使えよ」と思ったが態度に出ない様に早々に撤退した。

辞める人の対応って、その人の本性が出る。
相手にとっても今後利害関係が無いから関係が壊れても構わない相手なので、気を使う必要も無い。

他にも余裕のない人も冷たい態度を取ってくるんじゃないかと思う。
ある程度、余裕がないと温かい態度は取れない。
僕もその傾向が有った。
僕も10年で4人は見送ってきた。
入社数年で2人、7年目で1人、8年目で1人見送ってきた。
入社数年は、仕事にもお金にも余裕がなかった。
常に納期が間に合うか心配で、お金も無かったから退職する余裕も無かった。
そのせいで、入社数年目で2名を見送った時は、冷たい態度を取ってしまった。
転職して給与が上がり、次の会社に行くまで約1カ月の連休が取れることが羨ましかった。
7年目、8年目にもなれば仕事に余裕が出来てきて、資金的にも余裕が出来てきた。この頃は、最悪仕事を辞めても何とかなると思ってた。
余裕が有るせいか、この時に退職した方には温かい態度で接することが出来たと思う。

僕に冷たい態度を取った人は、余裕がない人かもしれない。
給与は安く。養う家族が居れば毎日残業しても生活費の支払で給与が無くなる。蓄えが増えない。
自分の時間を切り売りして、老化していくだけ。健康であれば1カ月すら自由な時間が与えられない。
養育費の支払いが終わったら次は、自分の老後の蓄えの為に長時間労働する。
自由になるのは、早くて60歳遅ければ70歳過ぎ。
そんな未来が見えてたら、余裕なんてない。
仮に僕がその立場なら、「辞めて当分の間は自由に過ごします」なんて言われたら「ふざけてるのか」と発狂してしまう。
冷たい態度を取った人は、僕に比べたら大分マシだと思う。

温かい態度を取ってくれた人は、余裕が有ると思われる人ばかりだった。
割と経済的に余裕の有りそうな人や、定年を迎えて小遣い稼ぎ程度で働いている人、独身の若手でいつでもセミリタイア出来る人だった。
若手に至っては、仕事を続ける選択肢も取れる。
みんな僕より余裕の有る人ばかりだ。
だから、温かい態度が取れたのだと思う。

退職時の挨拶でその人の余裕さや本性が出るよって話。