進撃の社畜

ブラック企業を全て駆逐してやる

いつの時代も一定数の人は自力で生活できない

いつの時代であっても、どこの国であっても一定数の人は、自力で生きていけない人がいる。
もちろん、重たい障害がある人だけでなく、問題の無さそうなひとも自力で稼いで、生活を管理していけない人が一定数はいると思う。
この人たちは、能力が低いと考えることもできるが、決して生活が自力で出来ない人がみんな能力が低いということもできない。
自力で生きていく能力と言うのは、時代によって求められるものが違う。今、自力で生きていけない人は、たまたま今の時代に求められる能力が低いだけであると思う。
現代の会社であれば、座って長時間集中してパソコンに向かって作業できる人がいいとされているかもしれない。
狩猟で生活をしている頃だと、座って作業する能力は何の役にも立たないし、長時間集中して作業をしていたら他の動物に襲われて死んでしまう。
農業で生活をしている頃であれば、朝から晩まで稲を植える仕事をする。仕事は単純作業がメインになると思う。この単純作業を長時間続けることが出来る人がいい評価をもらっていたと思う。
もし、単純作業に飽きて、勝手に新しい仕事を始めたりすると、村八分にされて自力で生活できなくなっていたかもしれない、そうなると窃盗でもして処刑されていた可能性もある。
今だと、単純作業をしていてもいい評価をもらえないし、報酬も少ない。もし、新しい仕事を始めて成功すれば豊かな生活ができるし、失敗したとしても食べていけないこともない。
製造業でも、昔は経営者や上司の指示に従って行動する人が求めれていたけど、今は、新しいことを自主的にすることが求められるようになっていると思う。
なので、時代によって求められる能力が変わっていく。


自力で生きていけない人を見て、その人は能力が低い人だと決めつける人がいると思うけど間違いだと思う。
たまたま、その時代に求められる能力が無いだけだと思う。その人に対して、俺ができるんだから、お前も頑張ればできるという考え方は嫌いだ。
無理やり社会復帰させようとすることも迷惑でしかない。
そもそも、会社で仕事をするためには、毎朝決まった時間に通勤して、嫌なことがあっても我慢しすることも必要だし、残業などもある。
これらのことに、適応できない人にとって、社会復帰は拷問でしかないと思う。


自力で生活で出来る人は、たまたま時代に求められる能力があっただけだと思う。この人たちも時代によっては、自力で生きていけない側に回っていたかもしれない。
自力で生きていけない人を無理やり社会復帰させるのではなく、多様性を認めるて好きなことをしていても生活していけるようにしていく方がいいと思う。
稼げなくても、生活保護や最低限の生活費をみんなに支給するベーシックインカムで食べていけるようにしていくべきじゃないか。

 

今の労働環境では、長時間残業が当たり前で、嫌なことがあっても我慢することが当たり前で、責任を持って仕事をすることが求められる。その見返りに安い報酬しかもらえないし、昇給もあんまりない。
このような、環境に適応できないことは、普通のことであると思う。


だから、仕事に適応できないし、する気力も起こらないからほっておいて欲しい。でも、最低限の生活はさせて欲しいという主張を認める世の中になったれいいなと思う。