進撃の社畜

ブラック企業を全て駆逐してやる

意識は低く持って労働する

サラリーマンをしていると、上司からは資格を取るように言われたり、もっと残業しろとか言われることがある。
個人面談の際には会社のために何が出来るかを書かされたこともある。
経営者からは、顧客第一の精神で仕事をしなさい的なことを言われる。何かにつけて、高い目標を持たされる。
こんなことは、従業員からしたら利点がなく迷惑でしかない。


従業員として高い目標を設定して、頑張ったとしても利益を受け取れる事が無いように思える。
僕が資格をとる際は、実技の練習をするにしても、仕事を終えた定時後にしないといけなかった。もちろん、資格は自分の為にとることになっているから残業を付けることが出来ない。
もし、資格に落ちると自腹で受験料を支払うことになる。資格を取得しても資格手当は、1度しかつかない。金額もたいしたことが無い。2回落ちたら、マイナスになる金額にしかならない。
資格を取得する為の勉強した時間分、残業した方が給与が増える様な状態なので、従業員にとって何の利点も無い。
資格を取ることで、仕事が楽になることも、給与が増えることもないので、頑張る意味も無い。資格をとることで得するとしたら会社くらいだろう。
なのに、資格をとるときは、自分のためだから残業も付かない。こんな状態では資格を自主的に取ろうとしないのは当然になる。


普通は顧客第一の精神を持つことも損でしかない。顧客が求めるものは、安くてい質の高いサービスや製品である。他には、いつでも対応することがある。
これらを実現しようとすると、従業員に大きな負担を強いられることになる。
給与は安くて、長時間働くことになるし、過度なサービスを求められることになるので、仕事は大変になるが、その割に待遇は劣悪になる。
普通は顧客第一の精神を持つことは従業員からすると損失しか出ない。
顧客を満足させることで、また仕事が入ってくるくることで経営者が得をするくらいだろう。


資格を取ったり、顧客第一の精神を持て無いのは当たり前だ。自分は損をして他人ばかりを得させるために頑張ろうとは思えない。
自分の財産を他人に寄付してしまう人が少ないのと同じだ。
やる気が出ないことを否定する前に、従業員に何かを要求する際は、お互いに利点がある様にするべきだ。
資格をとれば、毎月資格手当てをつける様にすることで、取ればとるほど給与が上がる。こうすることで、上司が「資格は自分の為に取るから、定時後に残業を付けずに勉強しろ」と言う主張も理解できる。
顧客第一の精神を持って仕事をすることで結果を出して利益が出た場合は、従業員にも還元するようにしないと、そんな精神を持って仕事が出来る訳が無い。
従業員にも、自社の株を配ることで、顧客第一の精神を持って仕事に取り組んで利益がだたら、配当を受け取れるようにしないと割に合わない。


上司や経営者は、従業員にとって損失にしかならないことばかりを要求してくる。その動力を少し、従業員にとって利益になるようなことを考えて行動するようにすればと思うが。
そのようなことをすると、経営者が損をするから、従業員にとって利益になることはしないだろう。
だから、要求されたことを頑張っても、利益が出ない場合は、意識を低めに持ちクビにならない程度に取り組むくらいでいいと思う。
どの程度やるかは、貰っている給与分くらいで留めておこう。手取りがアルバイトくらいなら、アルバイトと同じ意識でやればいい。仕事の質も同じくらいで十分だ。