進撃の社畜

ブラック企業を全て駆逐してやる

人は変わってしまう

本棚をあさっていると、入社直後に同期と部長以上の集合写真を見つけた。愛社精神が無くなった僕は、その写真は見た後、丁寧に折りたたんで、ゴミ箱に捨てただけど。
この時の同期の表情はやる気に満ち溢れていた。
僕もこの時はバリバリの社畜思想を持っていた。会社に対して忠誠心も持っていた。
入社して5年経つ今は、そんなものは全くない。
5年後には、会社で戦力になっていて、手取り月収は30万円を越えていると思っていた。実際には、戦力になることは無かったし、手取り月収は半分位しかない。戦力になっていても、手取り月収は半分であった。
人って変わるものだ。当時と今の考え方の違いを書いていく。


入社直後は、仕事をする為に生きるものだと思っていた。
今は、生活をする為に仕方なく仕事をしている。残業が長くなって、晩御飯が食べる時間が遅くなること自体が異常なことだ。


入社直後は、定年まで仕事を続けたいと思っていて、体調を崩すことがあっても続けたいと思っていた。
今は、お金さえあればいつでも辞めたい。仕事で体調を崩すどころか、ストレスが溜まることがあっても辞めた方がいい。
定年まで仕事をしてしまうと、自由な時間を過ごすことなく、老人になってしまうので、お金がなくてもある程度若い間に辞めた方がいいと考えるようになった。


入社直後は、残業代が付かなくても仕事をすることは当然だと考えていた。
配属された直後は、「先輩に始業前に仕事の準備しないんですか」と聞いていた。
今は、残業代が出ても残業はしたくない。残業代が出ないなど、お金が発生しない仕事は、する必要は無いし、ミスが出ても責任を感じる必要が無いと考えている。
給与が出ないのは、労働でない。
始業時間前の仕事は論外でする必要が無い。始業時間が過ぎてもやる気が出るまで仕事なんてしなくていいと考えている。


入社直後は、上司や経営者に反論してはいけない。ハイとしか言えないものだと思っていた。
今は、ある程度我慢する必要は有るが、どこまで我慢するか決めておいて、それを越えたら反論すると決めている。
上司や経営者が言いたいことを言うなら、部下も同じ様に言いたいことを言えばいいと考えている。


入社直後は、納期を間に合わせる為には、何時間でも残業をして間に合わせるのが当然だと思ていた。
今は、雇用契約で決まっている就業時間を守れない会社では、残業をしてまで納期を間に合わせる必要は無いと考えている。
何で、雇用契約で定められている労働時間を守らないのに、客と契約した納期だけ守らないといけないのか理解できない。


入社直後の僕は、バリバリの社畜であった。
今は、社畜度診断を受けると「忠誠心、巻き添え力、法令違反度、しがみつき度、ゴマすり力のすべてが低いあなたは、社畜ではありません。今後とも、会社に洗脳されることなく、社畜にならない道を歩み続けてください」結果が出た。
人って変わるものだと思った。
僕が入った会社は、安月給で長時間労働が有る会社であった。
このような、会社では僕のような考え方えお持って仕事をすればいいと思う。仕事を頑張てもいいことは何もない。仕事がつらくなるだけだ。


労働に対して給与で答えて、仕事が効率良くできるようになれば、就業時間を短くするといった雇用環境がいい会社では、是非社畜精神を持って仕事に取り組んで欲しい。
しかし、安月給で長時間労働が当たり前で、労働環境を改善する気もない経営者のもとでは、仕事中に楽をすることだけ考えて取り組んで欲しい。
全力を出すのは、就業時間外でするべきである。