進撃の社畜

ブラック企業を全て駆逐してやる

数字じゃないという経営者は黒

「会社の経営者は、数字を見がちだ。利益率や労働分配率ばかりを気にしている。今後は、数字ばかりを追うのは辞めて数字じゃ測れないところに注目する。職場の雰囲気を良くしたい。雰囲気のいい会社では、いい仕事が出来る」
こうしたことを言う経営者はいますよね。一見いいことを言っている様の思えるが、こうしたことを言う経営者はブラックである可能性は高い。経営者の仕事は数字を追うことだと思う。数字を見ないことは仕事を放棄しているだけだ。
誰が数字を見て会社の経営をするのか謎だ。
「職場の雰囲気を良くしたい」なら逆に数字を見ないといけない。経営者として「職場の雰囲気を良く」するためには利益を出して、労働分配率を高くして高い給与を払うしかない。
利益率が高くなれば、残業を削減することが出来るし、休日も増やすことが出来る。
給与と休日を増やす以外で、雰囲気のいい組織を作るためには、洗脳して従業員の意識を都合がいいものに変えないといけない。そうなれば、もはや宗教団体がすることだ。会社の経営者の仕事でない。

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経営者は数字を見ないと言っている本当の目的は、従業員も数字を見ずに仕事をして欲しいという狙いが有る。要するに給与が他社より安くても気にするな。残業が多くても残業時間を見ないでという意図が有る。
経営者が数字を見ることを放棄するなら、僕も同じ様に数字を見ないで仕事をしてやろうかと思った。製造業では図面の寸法を見ないで仕事するとか、接客業では料金を貰わないとか数字を見ないで仕事をしてやりたい。
給与が安くて、残業が増えると自然と職場の雰囲気は悪くなる。給与が安いと私生活でお金のストレスが溜まる。仕事でフルタイムで働いているのに、お金でストレスを感じるのはキツイ。
残業が多くなると、休む時間が減って疲労が溜まる。そんな状態の従業員が多い職場で、いい雰囲気になるわけが無い。
こうした職場では離職率も高い。人が辞めるたびに残った人の仕事が増えてさらに残業時間が長くなり、さらにストレスが溜まる。新人を雇えば、教える為に時間が必要になる。仕事も遅くミスも出るから仕事がさらに増える。
悪循環が起こり、みんなのストレスが溜まる。職場の雰囲気は悪くなっていく。


そもそも、給与が安くて残業が多い会社では仕事を頑張る価値が無い。仕事を効率良くしても、定時帰宅出来ない。
残業ある前提で仕事をしているので仕事が早く終わっても別の仕事を入れられる。結果的に残業は減らない。
せめて給与くらいは上がると思うかもしれないが、給与も据え置きだ。そもそも昇給が有る会社では、社長は自社のいいところを数字で表す。シンプルに昇給で答えると言えばいい。
給与などの数字の話をしない経営者は信用してはいけない。給与などの数字を見られると都合が悪いから数字の話をしたがらないだけだ。
数字の話をせずに「職場の雰囲気を良くしたい」とか「きれいな職場で仕事をして欲しい」といったいい話にする変える経営者は、いい人に見えるかもしれないが、勘違いだ。数字を見ない経営者がいる職場の職場の雰囲気が良くなるはずがない。
本音は、給与や残業時間を見られるとただのブラック企業であることがばれるから、いい話して誤魔化しているだけだ。実際には、従業員から不満を持たれない様にして搾取したいだけだ。


数字の話をしない経営者は、ブラックである可能性が高い。「数字じゃない」と言って数字から目をそらさせようとしている経営者は、もっと悪質でブラックで確定だ。
数字の話をしない経営者のもとで仕事を頑張ても、報われることは無い。こうした企業では、最低限の仕事をして、帰宅できる時間になれば仕事の成果を提出して帰ることが従業員目線で見たときに利益が最大になる。
従業員の仕事の成果が少なくても、経営者は気が付かないはずだ。なぜなら、経営者は数字を見ずに仕事をしているからだ。