進撃の社畜

ブラック企業を全て駆逐してやる

一番大変なのは新入社員

勤続何数は中堅だけど、給与は初任給のサイタマです。

就職してから、そこそこ経つが、新入社員の時が一番つらかった。今の方が仕事量は多くなっているが、会社には気楽に仕事が出来るようになった。
僕だけでなくて、他の人も同じ様な経験をした人が居ると思う。

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常識から考えると、入社後5年や10年後の先輩の方が難しい仕事を多くこなしているから大変だと思うだろう。
実際に、先輩は新入社員より多くの仕事をこなしている。一方で新人にいきなり仕事が振られることも無いので、いきなり多くの仕事をすることは無い。そう考えると、新人より、先輩社員の方が大変である。
しかし、会社員としての大変さは、仕事の内容や量だけでない。会社で働くと大変さの要素に「理不尽」も有る。
仮に仕事が楽だとしても、毎日、理不尽な扱いを受けていれば、大変な思いをしながら働くことになる。
一方で、先輩社員が多くの仕事をしていたとしても、理不尽な扱いを受けずに、好きな様に仕事をしていれば、楽に仕事をこなしているのでないだろうか。
仕事の量が多くても、慣れていれば、ルーチンワークで出来てしまうことも有る。

新人が一番大変だと思う理由は、理不尽な扱いを受ける機会が一番多いと思うからだ。会社では、新人に振られる仕事は少ないし、ミスをしても責任が重たいものは任せれない代わりに、上からの理不尽な扱いに耐えて当然だという価値観が根強く有る。
新人だと、下らない社畜教育を学ぶ研修を受けさせられることも有る。飲み会などの会社のイベントが有れば雑用をさせられる。飲み会であれば、幹事をさせられることも有る。
その飲み会では、下らない上司にお酌をして回り、下らない話を聞かされても耐えて最後まで聞かないといけない。
業務も上から教えて貰って一から覚えていかないといけない。新人がミスをするのは当然であるにも関わらず、ミスしたときに先輩より、多く怒られる。
ミスの回数も多くなるので、そのたびに落ち込む上に、怒られるのはキツイ。
会社では新人だからと言う理由で、強く当たられる事が多い。新人であれば、強く当たられて、理不尽だと思うことが有っても反論できない。
理不尽な思いをしながら、雑用をこなしながら業務を覚えていかないといけない。覚えが悪いと怒られることも有る。新人は、理不尽に晒される機会が多い。

先輩社員になれば、雑用をする機会が減る。確かに仕事が多いかもしれないが、後輩に振ることもできる。新人は振られて仕事を振る相手がいない。振られた仕事は避けることが出来ない。仕事はダイレクトに受けることになる。
先輩だと、断ることもできる。飲み会の参加を断ることもできる。仕事でも今持っている仕事が有るからと言う理由で断れる。僕は、上司と関わるのが嫌だからと言う理由で新しい仕事を断った。
そう考えると、仕事も有る程度は、断ったり、他に触れる。下らないイベントには参加しなくてもいい。


僕自身も、新人の時が一番大変だった。勤続年数が長くなるにつれて、楽になった。
決して僕が成長したからでない。勤続年数が経つにつれて、同じ仕事をしているとミスする回数がかなり減るので、怒られなくなる。
仕事をある程度覚えると先輩や上司と関わる機会自体が減るので、理不尽な扱いを受ける機会自体が減った。勤続年数が長くなると後輩が入ってきてくれて、雑用はこなしてくれるようになった。
自分が成長したから楽になるのでなく、勤続年数が経つにつれて楽になってたといった方が正しい。

他に新人の頃は、金融資産がない状態で入社する。会社にリストラされると困るので、理不尽な扱いを受けても反論できない。勤続年数が経つにつれて金融資産を持つので、上司から理不尽な扱いを受けるとリストラ覚悟で反論することもできる。
反論して気が付いたが、少しばかり言いすぎても、リストラに合うことも無い。反論すると理不尽な扱いを受ける機会も減った気がする。
本当に、勤続年数が経つにつれて理不尽からは解放されると思う。


やっぱり、新人の頃が大変だと思う。
ゲームだと最初の装備がショボいから攻略が大変だけど、中盤に差し掛かると、良い装備が手に入って楽に攻略できるようなものかもしれない。
だから、「新人は最初が大変だから耐えろ」と言いたい訳でない。新人だあら、理不尽なことを言ってもいい理由は無い。新人も理不尽な扱いを受ければ反論してもいい。
偉そうにしている先輩は、勤続年数に応じて気楽に仕事が出来るようになっただけかもしれない。