進撃の社畜

ブラック企業を全て駆逐してやる

権利を得ても行使できないと意味が無い

ラジオを聴いていると離婚後の養育費の支払いをしない人が増えたことから、子供からも養育費の請求が出来る法律が出来たとのことだ。
僕は養育費の請求をし易くするより、生活保護を貰い易くした方がいいと思う。
子供が居るとなれば、安い給与を稼ぐ元夫からの養育費より生活保護の方が高い。それに医療費も免除される。
貰いっぱぐれも無く、収入が安定する。

養育費を請求し易くするのは良いが、相手に支払う意思が無い場合は、取るのは難しい。
賠償金なので、自己破産は出来ないにしても、支払わせるのは難しい。
民事で争っても、支払いをさせる権利は取れるが、支払いをさせるのは権利を得た側になる。
相手に支払う意思が無い場合は、収入を把握しないといけない。
退職されたら収入が無くなる。生活をする最低限の収入を得る判断をする可能性も有る。
沢山稼いでも、養育費として持っていかれるなら、稼がない選択をする。
金持ちでもない限り、沢山稼ぐのは大変だ。難しい仕事をするか長時間労働をするしかない。収入が上がれば税金も上がる。
稼いでも税金と養育費を差し引けば大して手元に残らないとなれば、働く気も無くなる。
意図的に簡単な仕事を短時間して最低限の収入を得て、養育費から逃れる方法もある。

収入が少ないなら、資産の差し押さえも考えられるが、結婚イベントから家族を養えるだけの支払をした人に資産を蓄える余裕が有るとは思えない。
有ったとしても、養育費を支払わない人である。必死になって資産を隠そうとするのでないかと思う。
資産の差し押さえも難しそうだ。

結局のところ、権利を得易い法律を作っても、行使が出来なければ意味が無い。
行使が出来る環境になったとしても、共に経済的な制約が掛かる。
労働者なら働き詰の人生が待っている。そのお金で養うのは離婚相手とその子供なんて割に合わない。
養育費が足りないと、母親も子供を育てながら働かないといけない。
喜ぶのは、お金の無い労働者を酷使できる経営者くらいだろう。


安い給与から養育費を払うと余裕のある生活が出来ない。
実際に支払から逃げる奴が居る。離婚する際は、本人の身内を保証人にしてでも支払わせる人も居ると聞く。身内の人生まで狂わせかねない。
それに養育費を受け取り側も、相手の年収が低ければ、生活が出来ない。結局、働かないといけない。
途中で支払が滞る可能性もある。保証人が本人の親ならいつまで収入があるかわからない。

当てにならない養育費を取るのでなくて、生活保護を取ったほうが良い。
子供が居て働けないのだから生活保護を利用する権利は有る。
保護だと収入は安定する。相手の収入に関係が無いので、生活に必要な額が受け取れる。
本来なら養育費を払う側にも経済的な制約がかからない。身内も保証人にならないで済む。お互いが得をする。
養育費の請求をするより生活保護の請求をしたほうがいい。

と言っても、生活保護を受けていると印象が悪い。その上子供が居るとなれば、尚更受け取りにくいのだろう。
今後も、養育費に関する争いは起る。離婚後は、お互いに制約をかけながら生活をするのだろう。
離婚する人も結婚する時は、別れるなんて思いもしなかった筈だ。
なので、経済力が無い人は、結婚に関わらないが吉だと思う。