進撃の社畜

ブラック企業を全て駆逐してやる

2021年は最賃を上げる絶好のチャンス

最低賃金が28円上がるのに大してブラック企業の経営者からの悲鳴が聞こえてきた。

コロナ下に関わらず最低賃金を上げるのか。
雇用を守る努力をしてきたのに、難しくなるとか。
これらが嘘であることについて語っていく。

今の経済状況で最低賃金を上げるのに不満を持つ雇用主はどのタイミングで上げても文句をいう。
日経平均株価が28000円をギリ超えている。過去20年で最高水準になっている。
株価は将来の会社の状況を示している。そりゃ、身銭を切って株を買うのだから上がると思わないと買わない。
多くの人の予測は大体当たると相場で決まっている。株価から半年先は景気がいいと読み取れる。

賃金と相関関係が有るのは政府がお金を発行する量になる。
政府がお金を供給したら、市場にあるお金が増えるとまず会社の業績が良くなると予測できるので株価が上がる。
会社の業績が良いと人手不足が起こり、従業員を確保する為に給与を上げる流れになる。結果的に発行されたお金は、労働者の懐にもいずれ入ってくる仕組みだ。
海外を見ても政府がお金を供給するから給与が上がり続けている。一方で日本は1990年代後半から20年間お金の供給が少ないから賃金が上がらなかった。
これはどーでもいい話しだが、少子化が原因とか嘘の記事を見かける。北欧を見ればうそだと言うのは明らか。少子高齢化が起こっているにも関わらず給与は下がっていない。
政府はコロナ対策として100兆円以上のお金を供給した。単純計算で1人あたり100万円を供給している。
お金を供給しているのだから使う。誰かの支出は誰かの収入なので、収入は増える。

過去20年間で100兆円以上供給した年は無い。株価も過去20年間で最高額の年になっている。
なので、コロナ下だからこそ最低賃金を上げれるとなる。
「コロナ下に関わらず最低賃金を上げるのか」と不満を言う経営者は、過去20年間でどのタイミングで最低賃金を上げても同じ文句をいう。
センスの良い経営者は今の内に時給を上げて従業員を確保して、仕事を覚えて貰う。忙しくなる頃には戦力になっているので、稼げるのだろうな。


雇用を守るのも嘘。守っているのは会社の利益だけ。
最低賃金労働によって利益が出ない業務でも何とか利益が出せている。
もしくは、利益が出ているが経営者側の取り分が多すぎて最低賃金しか払っていない。
このどちらかだろう。
雇用を守っているのではない。利益を守っているが正解だ。
それに「最低賃金で雇用を守っている」なんて冗談を言っているが、正しい言い方は「守らざるを得ない」になる。
最低賃金の仕事なんて誰もやりたくない。どんな仕事をしても最低限得れる時給になる。
常に、給与不足による人手不足に陥っている。
時給が少しでも高い仕事を見つけたら辞めていくし、見つからなくても辞めていく。
求人を出しても集まらない。
辞めるのと集まらないの板ばさみ状態だ。
そんな状況で今居る従業員を解雇するなんて自滅行為でしかない。
仮に解雇したい従業員が居たとしても解雇できない。逆にその人に退職を申し出られたとしても止めざるを得ない状況だ。
こんな状況で、雇用を守っていると言えるのだろうか。どー考えても無理があるだろう。
間違いなく言えることは、守っているのは会社の利益である。
もし、有り得ない過程だと思うが、最低賃金で人が沢山集まったとなれば、仕事が出来ない人を解雇しまくる。
優秀な人に入れ替えていくに違いない。


最低賃金の引き上げで困るなら最初から高めの時給にしていればいい。
最低賃金が1000円になっても総支給額で月に16万円になる。
そこから税金や保険料を払ったら、手取りが10万円代前半になる。そんな給与で家族を養うもの難しい額だ。まだ、生活保護の方が豊かな生活が出来てしまう。
最初から時給1500円以上払っていれば、最低賃金が上がったところで、自分の会社は関係ないので騒がないで済む。
時給1500円も高くは無い。家族を養うなら足りないくらいだ。


最低賃金引き上げで騒いでいる会社は、いつの時代に引き上げても非難する。
儲かっていないから最低賃金しか払えない企業は雇用を守っても迷惑なだけだから、早く潰れたほうがいいよ。
潰れても従業員は困らない。最低賃金以上払う企業はいくらでもある。なんなら生活保護でも良い。
2021年は絶好の最賃上げ時なので文句を言う奴はどーかしている。